みなさん、どうもこんにちは!
ずっきーです。
いやぁ、ついにファイナルが終わってしまいました。
NBAファイナルは、「デンバーナゲッツvsマイアミヒート」で繰り広げられていましたが、4勝1敗でナゲッツの勝利で幕を閉じました。
ナゲッツ、おめでとう~っ!!!
初優勝!
「フランチャイズ初」ですよ?!
NBA加入後、47年目にして初めての優勝でした。
いやぁ、すごい!
ナゲッツと言えば、これまで、カーメロの時代もそうでしたが、プレイオフには行っても、なかなか、ファイナルまでは行けずにもどかしい時期を長年過ごしてきました。
それが、やっと、やっとの王者です。
ちょっと、ナゲッツファンとして喜びを分かち合っていきたいので、ファイナルを振り返りつつ語っていきます。
ナゲッツファンとして
僕は、少し前までは、カリー一筋でした。
もちろん今もカリーへの注目は変わらないのですが、4年前、マレーを見てからすっかり彼のプレーに魅了されてしまいました。
プレイオフでの非常識なパフォーマンスを見て、ジョーダンのようなプレイをする、と思いました。
もちろん背も体型も違いますが。
また、体躯の美しさなども。
何て言うか、空中でのとっさの判断でのみのこなしや得点への執念を見ていると、神様ジョーダンを彷彿とさせますよね。
最初からダブルクラッチをしようとして跳んでないと言うか、
ディフェンダーがきたから、かわすために空中で姿勢を咄嗟に変えている感じ。
恐ろしい運動神経と体感の持ち主なんだと言うところが、ジョーダンと似ていると感じた理由と思います。
それから、すっかり魅了されてしまって。
そこに、ヨキッチやらグラントやらチームとしてもこれからさらに伸びていく感じがあふれでていて、注目チームだと言う思いでナゲッツを応援することにしたんです。
カリーのウォリアーズはもちろん素晴らしいチームだけど、あまりにも完成されていたので、カリーも大好きでウォリアーズを応援していないわけではないですが、ナゲッツをイチオシにしたわけです。
ところが、間もなくして、シーズン2020-21年でマレーに悲劇が訪れました。
スーパープレーを続けるマレーは、鉄人かと思っていたのですが、やはり人の子だったよう。
ある日、左足でレイアップにいった瞬間、
「バッツン」
と、鈍い音がした。
レイアップに行って、左足でジャンプを踏み切るために沈み込んだマレーは、ジャンプできずにそのまま、前に転がった。
こんなに恐ろしい瞬間を目の当たりにして、僕はもう泣きそうだった。
力強く躍動するマレーの、輝かしい未来が、音を立てて崩れる瞬間でした。
僕も、学生のころ、大けがをして、数カ月歩けなくなった経験があるので、思い出して、背筋がゾわぞわした。
「左ひざ前十字靭帯断裂」 だった。。。
そのシーズンと、そしてその次の2021‐22年シーズンをすべて欠場となった。
マレーは、復活を胸に、懸命にリハビリに励んだ。
そして、今年、2022-23年シーズン途中で、無事カムバックを果たした。
まさに、奇跡のカムバック。
マレーなら、戻ってきてくれるとすべてのファンは信じていた。
最高の瞬間だった。
チームもよく、辛抱強く見守ってくれていました。
ただ、復帰してからというもの、ゲームでのマレーは中々調子が上がらなかった。
が、本人は焦っている感じもなかった。
僕は、2年もプレイしていないのだから、焦らずに徐々に試合感を取り戻していってくれたらイーなと思ってみていました。
そのうち、10ゲーム、20ゲームと進むにつれ、好プレイも出始めて、まだ、浮き沈みもありつつも、良いパフォーマンスも次第に多くなりました。
ただ、明らかにマレーのプレイスタイルはかつてとは変わっていました。
ドライブで突っ込み巧みな動きで相手をかわしてのタフなスーパープレーは、かつてのもので、無理なドライブレイアップはほとんどなくなりました。
やはり、膝や体に負担のかかる動きはなるべく控えているようです。
その代わり、より確実なセットプレイ、特にヨキッチとのピックやゴードンやKPGへのアシストなど、チーム戦術の駒としての役割を忠実に、より高精度にこなしている印象です。
ただ、プレイオフではドライブダンクなどもみられて、跳躍力が陰った感じはありませんでした。
これを見た瞬間、一安心とともに興奮しました。
やはりマレーは、空中戦が素晴らしい。
見た感じあくまで、以前のような爆発的な動きだけを控えている感じですね。
やっぱりマレーが、好きですね。
あの、ブルーアローのパフォーマンスが見られて嬉しいです。
スリーの精度が、まじで増しましたね。
マレーの事になると、延々と語ってしまいそうなので、他へ。
ファイナルを振り返って
マレーのカムバックは、やはりナゲッツにとってプラスでしかなかったですね。
個人技だけに頼らないナゲッツのバスケっとは、チームバスケットであって、マレーが戻ったからと言って、エース・マレーだけにオフェンスを任せないシステムです。
巧みなシステムにうまく組み込まれるため、マレーが戻って、これまでマレーなしで機能していたシステムの効率が悪くなったり、システムそのものが機能しなくなるわけではいのです。
むしろ、マレーの高い精度でのシュートやアシスト、そしてディフェンスを引き付けるパフォーマンスにより、周りの選手がより動きやすくなります。
また、これまで攻撃の始点がヨキッチからだけだったのが、マレーからも始まるようにレパートリーが増えるだけでも相手にとっては脅威です。
実際に、マレーはプレイオフになると安定感が増し、レイカーズとのカンファレンスファイナルでは手が付けられないくらいのスリーの精度だったり、オフェンス力が爆発していました。
そして、ヒートとのファイナルシリーズでは、一転、自分の得点がそこまで伸びていないのこともわかって、アシストするやいなや、ファイナルで4戦連続10アシスト超えをした初めてのプレーヤーになるという快挙。
チームへの貢献度が半端ないですね。
もちろん、マレーからのパスをきっちりと決める周りのチームメイトもさすがなのですが、それだけ、苦し紛れのパスではなく、しっかりとチャンスメイクできているパスなんだということもわかります。
最後に、一応マレーの今回のプレイオフでの成績を載せておきます。
さすが、エースといったパフォーマンスです。
とてもケガから復活してすぐとは思えない数字です。
プレイオフの方が、大きくパフォーマンスが向上しているのがわかります。
マレーの話ばかりになってしまうので、次。
二コラ・ヨキッチ
優勝の立役者と言えば、何と言っても、MVPのヨキッチでしょう。
今回の成績ですが、こんな感じ。
センターポジションで、プレイオフの間に、269リバウンド、190アシストを達成した選手はかつていないそうで、ヨキッチの異次元的なすごさがわかります。
ホントに、ヨキッチがボールを触ると、誰も止められない。。。
マレーより2つ年上のヨキッチ。
バスケ大国セルビア出身ですが、NBAファーストではないライフスタイルは、もう皆さんお分かりだと思います。
ドラフト時には、家で寝ていたと言うから面白すぎ。
ところが、そのプレイスタイルは、「ポイントセンター」と言う言葉ができたほど、大きな体格のセンタープレイヤーという枠にとらわれない、パスの能力。
自分でポイントガードさながらにボールも運んでしまうし、ゲームメイクしてアシストも連発する。
自らシュートを放つときには、スリーもゴール下もフローターシュートも何でもこなします。
ヨキッチは、色々なトッププレーヤーがいるNBAの中でも類まれな選手です。
しかも、2m10cmもある身長を活かして、リバウンドもとれる。
できないのは、空中高く飛び上がってのスラムダンクくらいでしょう。
とにかく、何でもできるんですが、一番のヨキッチの武器は、無理をしないプレイスタイル。
体格にも恵まれてると思いますが、とにかく精いっぱい100%の力を出してプレイしなくてもよいところ。
ジャンプも最低限だし、余裕があるから周りもよく見える。
だから、すごいパスも供給できるし、ゲーム全体も俯瞰で見えている感じ。
ゾーンに入る必要がない。
次元が違うって感じですよね。
さらに、無理をしないので、ケガも少ない。
筋肉や関節・腱に変に負担をかけずに済む。
実際、マレーが復帰するまでの間、ヨキッチは無理もする時はあったかもしれませんが、高いレベルでチームを牽引し続けた。
プレイスタイルが違うので、カリーを例に出すとちょっと違うかもしれませんが、カリーは、トンプソンがいない間、またデュラントが去ったあと、かなり無理をしてチームを引っ張っていきましたが、疲労も重なり、ケガを負って数カ月離脱したこともありました。
ヨキッチも軽くケガをしたことはありましたが、大けがにはならず、とにかくチームを支え続けました。
その間、NBAの年間MVPを2年連続獲得。
惜しくも3年連続は逃しましたが、モンスター級の活躍を、7~8割くらいの能力発揮で成し遂げてしまうプレーヤーがヨキッチなのです。
ヨーロッパにはNBAと違うタイプのプレーヤーで、NBAへ来てからも大活躍するプレーヤが過去からも数多くいますが、ヨキッチも間違いなく、伝説に残るプレーヤーとなるでしょう。
これからも、大ケガをすることがなく過ごせれば、実力は段違いなので、ナゲッツの安定した強さは、長らく変わらないでしょう。
周りのプレーヤーのレベルが保たれて、ほかのチームの状況によっては、ナゲッツの王朝が始まるかもしれません。
それくらい、ナゲッツとNBAの将来を背負っていけるほどの実力のプレーヤーがヨキッチです。
今、ヨキッチを生で見られていることに、感謝です。
引退するまでにヨキッチ&マレーコンビのプレイをデンバーに行って生で見たいです。
アーロン・ゴードン
とにかく、全員バスケで誰もがヒーローになれるナゲッツバスケですが、ヨキッチ&マレー以外に特に目立っていたのが、アーロン。ゴードンです。
NBA9年目のシーズンとなったゴードンは、マジックではエースとして活躍していました。
が、マジックでのチームとしての限界を感じ、2020年にナゲッツへ加入。
ただ、ヨキッチ&マレー、そして3番手には、ケガ明けの新人MPJもいる中、ファーストオプションではない役割を受け入れ、相手エースを止めるディフェンスの要として飛躍しました。
今シーズンは、ディフェンスだけでなく、3ポイントも要所要所で決め、オフェンスリバウンドも体を張って取りに行き、セカンドチャンスで貴重な得点を重ねるプレーヤーとなりました。
プレイオフのカンファレンス・ファイナルでは、レイカーズ戦でレブロンを苦しめていましたね。
オフェンスでも、しっかりといいところでスリーポイントを決めるなど、活躍しまくりでした。
特に、ヒート戦で、第4戦では、チームハイとなる27得点をしたのは記憶に新しいです。
間違いなく勝利の立役者でした。
ファーストオプションではなくとも、しっかりとチームの攻守にわたるキーマンとなって活躍する完璧な模範として、ルイ君にも、見習ってほしいプレーヤーの一人ですね。
ブルース・ブラウン
もちろん、MPJやKCPなど、活躍している選手はナゲッツの中で多いのですが、6マンとしてこれほど強力なプレーヤーはほかにいないだろうというぐらいの働きをしたのが、ブラウンです。
今シーズン、ネッツから加わったのですが、最高の補強だったのではないでしょうか。
ベンチからBBが出てくるチームは、相手にとっては嫌ですよね。
とにかく背は小さいものの、体幹が強くパワ―フォワードでも当たり負けしないでディフェンスもできるしスティールもうまく、ポイントもとれてハンドリングもできる。
万能なプレーヤーで、ナゲッツの勝利に大きく貢献したことは、疑いの余地はありません。
層の厚いナゲッツ
もちろん今回のフランチャイズ初の優勝には、大黒柱ヨキッチとエース・マレーの存在は大きいものの、ロールプレーヤーの活躍なしにはなしえなかった。
どの選手をとっても層が厚いのがナゲッツ。
No.3に甘んじているMPJもそう。
素質や潜在能力は相当のものを持っていると言われるMPJだが、好不調の波がありなかなかナゲッツのファーストオプションになり切れていない。
ただ、逆にヨキッチやマレーがいるからこそ、大きな背中のケガによる3度の手術から復活して間もないMPJにとっては、好き勝手な感じで気楽にプレーできているのが良いのかもしれない。
今後に期待。
KPJも今回の優勝には大きく貢献している。
攻守にわたる名プレーヤーは、レイカーズの2019年のチャンピオンの時も大きく貢献したプレーヤー。
実力は言わずもがな。
安定力のあるミドルやスリーポイントをきっちりと決めてくれる。
また、クリスチャン・ブラウンのようなルーキーの活躍も目立った。
クリスチャンは、若さあふれる活発な動きで、ディフェンスでも活躍していた。
ベンチから出てきては、スティールやルーズボールへの果敢なダイブなど流れを変えるプレーヤーだ。
余談ですが、大学時代、カンザス大でNCAA制覇を成し遂げていて、NBAルーキーでの連続制覇という、珍しい快挙を成し遂げたプレーヤーとなった。
このほかにも、ベテランのジェフ・グリーンもヨキッチが休む間いベンチから出てきますが、スリーもうまいし、何よりもベテランならではの落ち着いたプレイで、浮足立ちそうなチームをなだめる。
ベンチにいてもよく声をかけて、元気がなかったり緩みそうなチームを正しい方向へ導いてくれる。
まとめ
という具合に、今や弱点は見当たらず、来シーズンではこのまま行くと、さらにチームの総合力が伸びていきそうなナゲッツは、一時代を築くのではないかと言われています。
しかも、今年のプレーヤーの多くがまだ来季もチームに残ることが予想されるため、さらには、ヨキッチとマレーは、3~4年はナゲッツとの契約が残っているため、チームの良い状態が続くと予想される。
ナゲッツファンとしては、嬉しいかぎり。
他チームは、来季以降、あの手この手でナゲッツに挑んでくると思いますが、フランチャイズプレーヤーのヨキッチとマレーの活躍をもうちょっと見ていたいですね。
CP3が移籍の噂がありますが、サンズはどうなるのか?
ビッグルーキーウェンバンヤマを獲得予定のスパーズの動向は?
ルイ君やワタナベは?
ヒートや、セルツはどうなるのか?
などなどますます楽しみなNBAです。
オフのこれからも目が離せないNBAをみんなで応援していきましょう!
それでは、また!
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