【NBAの楽しみ方】チームを知ればもっと楽しくなる③:サクラメント・キングス(SACRAMENTO Kings)

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みなさん、どおもこんんちは!
ずっきーです。

NBAが休止してだいぶ経ちますが、これからのNBAを応援するときにもっと楽しくなるように、この間に色々知ってみてはどうでしょうか。

各チームの特徴や歴史、今の主力選手などをざっくり紹介していきたいと思います。

3回目の今回は、私が過去に大好きだった選手がいた「キングス」です。

それでは、行ってみよー!

第1回目のチーム、我らが八村塁の「ウィザーズ」もあわせてどおぞ!!!

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サクラメント・キングス(SACRAMENTO KINGS)

 

チームの歴史

現在は、カリフォルニア州サクラメントを本拠地にしていますが、創設はNYのロチェスターでした。
「ロチェスター・ロイヤルズ」として誕生し、NLBリーグとBAAリーグが統合して1949年にNBAが誕生したが、1951年に一度、リーグを制している。

チーム名が「キングス」となったのは、1972年、チームがカンザスシティに移転した際に「カンザスシティ・キングス」(1975年)となった。

その後、1985年にサクラメントへ移転し、「サクラメント・キングス」となった。
過去の優勝以来、チームはあまりぱっとしなかった。

何度か、プレイオフに進出できたこともあったが、総じて勝率が伸びず、長い低迷時代を経験した。
いいプレーヤーもいたが、ワンマンチームであったり、チーム全体としての総合力が高いチームとはならなかった。

長い低迷を抜け出すきっかけとなったのは、1998年のドラフトで「ジェイソン・ウィリアムス」を獲得してからだった。

同時期、好手「クリス・ウェバー」とビッグマン「ブラディ・ディバッツ」をトレードで獲得し、インサイドの補強も実施。

さらに、「P・ストヤコビッチ」も加入しチームががらっと変わり始めた。

特に印象深いのは、「ジェイソン・ウィリアムス」(J・W)
個人的に大好きな選手だった。

※画像はNBA日本公式ページより

白人には当時珍しいスキンヘッドスタイルで、185cmの身長でガードとしても小さめの選手だったが、彼のトリッキーなプレイスタイルは、一気に観客を魅了した。

彼の代名詞ともなった、体の後ろを回して逆サイドへパスするフリをして背面で逆の手の肘にボールをあて元のサイドへパスを繰り出す「エルボーパス」。

目の前であれをやられたら、一瞬、何が起こったかわからず、守っている選手は目くらましに会ったようになったことでしょう。

とにかく、私は、この「J・W」が好きでたまりませんでした。

彼のプレイには、全て「華」があった。

神様M・ジョーダンの引退後、寂しいなぁとジョーダンロスになっていました。
他の選手で、アンファニー・ハーダウェイ(通称ペニー)などポストジョーダンの選手はいて、ペニーも非常に大好きな選手でしたが、ウィリアムスを見た時の衝撃は今でも忘れません。

規格外

とにかく、やることなすこと、プレイ全てが規格外なんですよね。
しかも、その全てがキラキラ光って見えました。

それまでの、どんな選手とも違う。

パスアシストのトリッキーさと言ったら、間違いなく「マジック・ジョンソン」が1番なんでしょう。

ちなみに、「マジック・ジョンソン」は通称で、本名は「アービン・ジョンソン」
その彼のマジックのような、ボールさばきについたニックネームが「マジック」なんです。

ところが、「J・W」は、スキルが凄いというイメージでしょうか。
ドリブルにしてもとにかくトリッキー。

今の選手は結構、彼のようなドリブルスキルを身につけていますが、20年前は彼のようなドリブルをする選手はいなかったように思います。

しかも、ノールックパスはもちろんですが、前述のエルボーパスを含め、とにかくボールがどこへ行ったかわからない。

しかもそれが、奇抜なものではなく、的確に素晴らしいアシストにちゃんとなっているのです。

ドライブやシュートももちろん抜群です!

もう、彼のプレイに釘付けでしたね。
ドリブル、ステップ、パス、シュート、ホークアイなど、全てにおいて秀でた衝撃のプレーヤーでしたね。

そんな彼と共にディバッツやウェバーなどの活躍があって、キングスは確実に以前までの弱小チームとは違うチームへと変貌を遂げました。

チームの特徴

そんなキングスは、J・Wを中心に強豪チームへと変貌を遂げましたが、その頃は、早い攻撃もできるし、ポストプレイで落ち着いたディレイオフェンスもできるオールマイティなチームでした。

いきなり早いタイミングで、ガードのJ・Wがいきなりスリーポイントシュートを打ってしまったり、今でこそ、ウォリアーズのカリーなどがこのスタイルですが、当時はありえない攻め方でした。

そんなスタイルの先駆け的存在が、このキングスでありJ・Wでしょう。

そんな時代を終えた現在、全ての面において平均以下のチームとなってしまっています。
14シーズン連続で、プレイオフにいけない弱小チームへと戻ってしまっています。

今シーズンのチーム

 

ウェストカンファレンスで11位となっています。
平均点以上にはいけない、けど最下位でもない、一番中途半端な難しい位置にあるチームです。

思い切り最下位なんかだったら、改善点しかないのでしょうが、どうも中途半端。

主力選手

いい選手はいるんです。

※画像は「NBA Rakuten」公式ページより

ディアロン・フォックス(De′Aaron Fox)

キングスの絶対的エース。
まだ、3年目のシーズンだが、少しづつ熟成されてきたイメージ。

フォックスの持ち味は、NBAでもトップクラスのそのスピード。
「ラッセル・ウェストブルック」に匹敵するとも言われるそのスピードを、1年目はさすがに活かしきれず、得点においても決定力を欠いていた。

2年目からは次第に、NBAにもアジャストしてきて、スピードを活かしドライブからのダンク量産など得点力も上がってきた。

3年目は、細身の身体を少しボリュームアップしてあたりにも強くなりました。
その甲斐あって、ファールももらってフリースローによる得点もきっちり取れるようになり、アシストもできるし、絶対的エースの座を不動のものにしています。

バディ・ヒールド(Buddy Hield)

NBA4年目のバハマ出身の選手。
得意は、3ポイントシュート。
その早さと正確さは、ルーキーイヤーの2016年シーズンから際立っており、新人としては最多の成功3ポイントシュート数148本を記録したほど。

今シーズンは役割変更で、シックスマンとしてベンチスタートも経験。
選手層の薄い若いチームだけに、役割をしっかりとこなし、自身のスタッツも昨年よりも伸ばしている。

今シーズンは、オールスターの3ポイントシュート部門で見事、優勝している。

今シーズンの成績

ウェスタンカンファレンス11位。
悪い。
このままシーズンが進んでいても、14年連続プレイオフを逃すことは確実だったでしょう。
何がこうまで、悪いのか。
あのJ・Wがいた時のような、わくわくさせてくれるキングスにはもうなれないのか?

チームの課題

なんでしょう・・・
中途半端なので難しい。
第3のキープレイヤーが欲しい。

今、エースフォックスと、ヒールドしかいない。
お互いコートに出る時間を分けているのはいいですが、やっぱりまだ選手層が薄い。

どの時間帯もこの2人に頼らずを得ない状況だと、2人がしんどい。
3人目、4人目のプレーヤーが欲しい。

ただ、若いチームなので、彼らのほかにも成長は見込める。
が、その2、3年の間にも同じような他のチーム、例えばヤングのホークスやTウルブスやJ・モラントのグリズリーズなどがどんどん台頭してくるはずなので、上位にいけなくなってしまう。

早急にチームを成長さすのではなく、作り変える必要があると思う。

ヒールドを活かすなら、もっとインサイドの強化が必要だし、フォックスのドライブを活かすなら、もっとヒールド以外の長距離砲を高確率で決めれるシューターが必要。
そう、ウィザーズのベルターンスのような。

そんな風に思っています。

今後のみどころ

ずばり!
これは、「バディ・ヒールドの去就」

ベンチスタートにされて、自身のスタッツも伸びているのだが、内心不服だと周囲に漏らしている。
それは、そうだろう。
まだ、若いしスターターとしてやりたいはずだ。

ここを我慢しながら、もっと成績を伸ばしてチームに貢献すれば面白いことにはなりそう。
クリッパーズの「ルー・ウィリアムス」、ピストンズの「デレック・ローズ」に代表されるように重要な役割ではあるんだけど。

ヒールドはまだ、若いから。
納得はできないと思う・・・

まとめ

かつて、20年近く前、とても面白い唯一無二のチームだったキングス。

優勝はなかったけど、「J・W」がバッタバッタと大男を翻弄し、ディバッツなどを使いながら、コートを自由に駆け回り、我がものとしていたゲームが懐かしいです。

3年しかキングスにはいなかったけど、キングス時代の「J・W」が大好きでした。

とてもワクワクしてエキサイティングなゲームで、
「これがプロのゲームだろう?!」と、言うような魅せるプレーで観客を楽しませていました。

そんな、チームになって欲しいものです。

フォックスのスピードは、面白いですが、まだ少し小さくまとまっている感があります。
やはり相棒となるプレーヤーが、この後、キングスには、フォックスには必要と思います。

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それでは、また!

See Ya!!

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