NBAプレイオフが今年はアツすぎる。デンバー・ナゲッツが面白すぎてハマる人続出?!ナゲッツは本当に強いのか?

NBA

みなさん、どおもこんにちは!
ずっきーです。

現在、NBAはプレイオフの真っ只中。
東西カンファレンスのそれぞれ決勝が行われています。

本当に接戦でおもしろい、見ごたえのあるゲームが毎試合行われているのですが中でもアツいゲームがナゲッツ戦です。

(※画像はRakuten NBA公式ページより)

とにかく、見ていて楽しい!
ってか、ドキドキしっぱなしの目が離せないゲームを毎試合してくれるのがナゲッツです。
しかも最後には勝つ。

この強さは何なのか。
この秘密を探っていきたいと思います。

デンバー・ナゲッツとは

本当にオモシロい、いやファンからしたら心臓に悪いゲームを毎回するのが、ナゲッツです。

ナゲッツについては、記事も書いています。
https://zuccikki.com/denvernuggets-2375

プレイオフでの戦績は、
1回戦(勝利):4勝3敗 (ユタ・ジャズ)
準決勝(勝利):4勝3敗 (LA・クリッパーズ)
決勝(対戦中):0勝1敗(LA・レイカーズ)

そして、今ロサンゼルス・レイカーズとのシリーズが始まりました。

話題の選手も多くて、くまのぷーさんみたいな雰囲気ですが、プレイオフのために10kg減量に成功して動きにキレが出てきたヨーロッパの好手ヨキッチ。

(※画像はRakuten NBA公式ページより)

カナダからの刺客、スナイパーのようにどこからでもゴールを射抜く爆発的点取り屋のマレー。

(※画像はRakuten NBA公式ページより)

遅れてきた大物ルーキー、怪物の片鱗が見え隠れするオフェンス力とルーキーらしからぬ鉄のハートのマイケル・ポーターJr.

(※画像はRakuten NBA公式ページより)

他にも好手が揃っているのが、ナゲッツです。

16年前には、スーパースターのカーメロ・アンソニー(現・ポートランド・トレイルブレイザーズ)がフランチャイズプレーヤーとしてキャリアをスタートさせたのが、ナゲッツでした。

カーメロがチームを去ってから、プレーオフへの進出すら遠のいていたナゲッツですが、昨シーズンからヨキッチなどの活躍により、プレーオフ進出となっています。

ナゲッツの強さとは

なんと、プレーオフで、シリーズ戦績が1勝3敗から3連勝してシリーズを勝ち抜くチームというのは、NBA史上でも11チームしかないらしいんです。

ナゲッツはプレーオフ1回戦でジャズを敗り12チーム目となって、そして続くクリッパーズ戦でも1勝3敗から3連勝し、13チーム目となりました。

ゲーム中の最大得点差

しかもですよ!?
1試合の中で、クリッパーズ線では、もう敗けるだろうと、諦めるくらいの得点差が、開くんです。

第5戦:16点差
第6戦:19点差
第7戦:20点差

もちろん、ビハインドです。

この差をひっくり返して、勝利に結びつけるんです。
NBAですからね。
学生のバスケットではないので、なかなかこの差をひっくり返すほどの実力差はゲームの中で現れるものではないはずなのに・・・

この、崖っぷちから逆転にもっていく強さとは何なのでしょうか。

あきらめない、しつこいプレー

とにかく、あきらめないんですよね、
普通にこれだけ、点差が開いたら、普通は諦めますよね。

しかも、1勝3敗となって敗けたら終わりの第5戦で、20点近く点差が開いてしまったら、もう体もプレッシャーで固くなるでしょうし。

ところが、このナゲッツは諦めません。

その原動力は、若きエース、ジャマール・マレーにあると思っています。

ちょっと、この、マレーと言う選手。
NBAでも屈指の精神力を持っているとのこと。

幼少の頃から、父親からバスケットボールを習ったマレー。
小さな物心つく頃から、カナダの極寒の中、空気いすの長時間特訓をしたりなど、スパルタと言う言葉では生ぬるいくらいの体力・精神力に相当キツイ独特の特訓を繰り返していたそうです。

そのため、どんな状況でも諦めない不屈の精神力がついたとも言われています。

また、シュート力もピカイチ。
遠くからでも早いドライブからでも体のバランスが崩れず、シュートが正確です。

また、ディフェンスもいいんです。
何度となくスティールを決めてファストブレークで3ポイントを決めたりするんです。

そのあたりで、点差がするすると詰まっていくんですよね。

一人で、50得点以上をマークしたゲームがプレーオフで2ゲーム。
40得点もあります。

この得点力も魅力です。

チームメイトの力

また、デンバーナゲッツのいいところは、とにかくチームプレイもいいんです。
とても仲がよく見えます。

見ていて気持ちがいいくらい。

その証拠に、詳しい数字は忘れましたが、パスの回数がナゲッツは多いチームなんです。
その多くは、ヨキッチからの手渡しパスだったり、デュオから生み出されるものがほとんどですが。

本当にチームワークがいいのですが、特にヨキッチとマレーが仲良く、その周りのメンバーも役割をしっかりわかっていて、あまりセルフィッシュなプレイをする選手がいないですね。

反対に、ラフプレイをするようなイメージもあまりなく、見ていて気持ちがいいチームです。

よくボールが回った末に生まれるのが、第3や第4のプレーヤーからの得点です。

ジェレミー・グラントやポール・ミルサップ、ゲイリー・ハリスなどです。
グラントはサイズもありながら3ポイントシュートもうまく、ミルサップはゴール下に強いです。
ハリスは、ミドルからロングシュートが得意ですが、IQの高い動きを見せます。

そして、空気の読まない新世代ルーキー(2年目だが昨シーズンは全休)のMPJ(ポーター)。

守備力はこれからと言う感が目立つが、オフェンスに関しては、すごいものを秘めている。
NBAのペースに慣れたら、とても面白い存在です。

結構、ナゲッツはスターター全員が2桁得点も珍しくもなく、みんなで戦っていると言うのがよくわかります。

攻撃の多様さ

対戦相手からは、マレーの得点力を潰せばいいだけではないのです。
ヨキッチからのアシストも同時に潰さなければ、ナゲッツの攻撃の起点は潰せない。

圧倒的な得点力のマレーを、ダブルチームで潰せたとしても、ヨキッチからのドローンパスを止めることはできない。

ここも同時に潰さないことには、ナゲッツの得点の芽を摘むことはできません。

ところが、大黒柱ヨキッチもダブルチームくらいでは潰れません。
2人で囲んでもヨキッチからはフリーの選手を見つけてパスが出てしまうんです。

この二人を止めるにはベンチに下がってもらうしかないと思います。

ヨキッチやマレーには、アシスト力もあるんです。
アシストはリーグ随一。

ヨキッチは、ただデカイだけではなく、もちろんポストプレイもできますがパスアシストに加え、3ポイントも打てます。
タッチはとても柔らかく、大きな弧を描く彼のシュートは美しいとさえ思ってしまいます。
元マブスのダーク・ノビツキーのような片足・フェイダウェイをやられた日には、止める手立てはありません。

ゲームを支配するポイントガードのようなその働きに、「ポイントセンター」と名付けられるほどです。

若いチームとフロントの方針

カーメロが去ってからは低迷していたナゲッツは、外国人プレーヤーのヨキッチを中心に再建に取り組んでいます。

その中で、ヨキッチ獲得の翌シーズンには、マレーを獲得しています。

フロント陣はとても見る目があるように思えます。
ヨキッチとポジション争いをしたヌルキッチはブレイザーズで活躍をしています。

その他のメンバーも含め、原石のような素材を獲得しじっくりと育てるという方針には好感が持てます。

ドラフトで問題アリとなったMPJを獲得しているのも、他のチームフロントとは明らかに違うポリシーを持った経営層というのが分かります。

ヘッドコーチが選手を信頼しているという言葉をゲーム中に発しているように選手層とフロント陣には強固な信頼関係が構築されていることと思います。

これは選手が安心してプレイするには、絶対にプラスな要素です。

その芽が出て今まさに開花しつつあるんだと思います。
メンバーがころころ入れ替わらず、だからこそチームの結束力も高まりいいプレーが生まれています。

さらに、若いプレーヤーが多いこともあり一度勢いにノセてしまえば、手がつけられなくなります。

さらにさらに、選手に変なプレッシャーがないんですよね。

ヨキッチの「楽しんでプレイしている」という言葉があるように、追い詰められても崖っぷちからカムバックできるのも変なプレッシャーを感じていない証拠なんだと思います。

萎縮して体が動かなくなるようなことはなく、のびのびとプレーしています。

あくまで挑戦者としておごらず、勝つためだけにプレイに集中しているのが強みです。

まとめ

ナゲッツは本当に強いのか?
なぜこんなに勝てるのか?

と言うことで書いてきました。

結局は、
①若くていい選手
が揃っていて
②チームメイトとフロント陣の強固な信頼関係
があって
③決して腐らず諦めず自分たちを信じ楽しみながらプレー
しているのが、NBA史上まれに見る大逆転に繋がっているのではないでしょうか。

もちろん戦略などにも違いがあるのでしょうけど、竸った中では最後、どれだけ自分たちのプレーができるかが鍵なんだと思います。

とにかく、ナゲッツというチームは、見ていてもダーティなプレーもほとんどなく、気持ちよく見れます。
そして、プレーひとつひとつに華があり、とても魅力があります。

そして何よりも、ハラハラどきどきさせるジェットコースターのようなゲーム展開で飽きさせません。

心臓の弱い方は、ファンにならない方が良いでしょう(笑)
(天国から地獄→天国のような展開になります)

ほんと、見ていて楽しいチームですよナゲッツは!!
すっかりファンになってしまいました。

レイカーズに1敗で、まだ、勝ちきれるほどの底力はないかも知れませんが、来年以降も応援したくなりました。

みんなでNBAを応援して盛り上げていけたらイイなと思います。

それでは、また!!!
See Yah!

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