この1年での太陽光発電量を報告。果たしてシュミレーションとの比較では、どうだったのか?

i-smart(マイホーム)
torstensimon / Pixabay

みなさん、どおもこんにちは!

ずっきーです。

我が家は、一年前に一条工務店の「i-smart」で家を建てました。

この「i-smart」には、オプションで、屋根を太陽光発電にすることができます。

 

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そこで、今回は、この家へ住み始めてから、一年が経過したので、どれだけ発電したのかを、一条工務店のシュミレーション値を比べながら、報告したいと思います。

我が家の、「太陽光発電」の発電シュミレーション

 

一条工務店が試算した、我が家の発電量は以下のようになっています。

 

 

もう少し、大きな家であれば、15kWくらい載せたかったのですが、30坪そこそこの小さな我が家では、12kWにも届かなかったです。

パネル代+パワーコンディショナーの初期投資が高いので、パワーコンディショナーの能力最大限までのパネルは載せたかった。

そうすることで、発電量を少しでも増やしたかったのが、正直なところです。

12kWは、採算性が取れるギリギリのラインだと思ってます。

投資としては、余りにも、リターンが薄い

400万円を投資して、20年で40万円のリターンとすると、20年で10%のリターンですから、年0.5%です。

少し、発電量が良い傾向にあったとして、20%のリターンで、年1%。

これなら、他へ投資したほうが良いのではないでしょうか。

ただ、初期投資をローンで借りる「夢発電」であれば、人の資金で投資して、お小遣いが増えたと思ってもイイのかもしれません。

1.5%のローンをしなくてもいいのであれば、投資利回り(リターン)は、1%以上まで回復はするでしょう。

比較的、期待可能なリターンとされる2~3%よりも低い利回りなので、考えものではあります。

インデックス投信や安定株などで、リターン3%程度を目指せるのであれば、そちらが投資としてはイイのかもしれません。

太陽光発電のメリットは、災害時にも自家発電できることや、屋根材としても耐久性が優れているというメンテナンスの観点や、エコ意識での自己満足などといったところでしょうか。

エコかどうかは実際、色々議論があるようですが・‥。

僕は、株も投資してますので、投資先の分散化の意味では良いのかなと思い、採用を決めました。

では、この1年の発電量は?

表にしました。

ジャジャーン!

さて、どうでしょうか?

    想定値
(kWh)
発電実績
(kWh)
対想定値
(%)
2017年 1月 747 843 113%
2017年 2月 796 911 114%
2017年 3月 1,091 1,336 122%
2017年 4月 1,259 1,555 124%
2017年 5月 1,403 1,805 129%
2017年 6月 1,158 1,636 141%
2017年 7月 1,321 1,567 119%
2017年 8月 1,404 1,540 110%
2017年 9月 1,102 1,198 109%
2017年 10月 987 804 81%
2017年 11月 749 912 122%
2017年 12月 691 793 115%
合計 12,708 14,900 117%

 

結果として、今時点では2割近く上回っていますが、パネルの性能は、年2%前後劣化していきます。

一条工務店での発電シュミレーションは、しっかりこの分も含めて平均値を算出しています。

だから、前半の10年は、シュミレーション値を上回っていて当然。

最初の年にしては、逆に、少ないくらいです。(悲)

 

ただ、ひと月だけがシュミレーションを下回っています。

2017年10月ですね。

気象庁のページでお天気データを確認してみる。

気象庁のページで、過去の気象データを調べてみました。

気象庁|過去の気象データ検索
過去の気象データ検索

 

降水量データを見ると…

※2017年1~12月の気象データ(気象庁ホームページからデータ取得し作成)

 

すると、大阪では、10月だけが異様に雨が多くなっていました

梅雨の季節よりも比較にならないほど。

 

 

これでは、太陽光発電では、良い結果にはならないですよね。

冬は日も短く、太陽の高度も低いので、発電量は少なくなります。

 

ただ、10月で冬を下回るような発電量では、正直しんどい。

最近、たしかに冬になっても、雨が多いような気もしてます。

 

気象庁のページで、年毎の降水量を見ていても、この4、5年は10~15%は多くなっているようです。
長期間で見ると、デコボコがありながらもそこまで増えているようには感じませんが。

 

日照時間はどうか? ...やはり少ない。

日照時間も短いです。
一年で一番短い。

さきほどの、上の降水量のデータと一緒に、日照時間のデータも示してあります。

 

ほかの月は、日照時間が月・150時間~200時間なのに、10月だけは100時間とダントツに短い

 

次に、年単位での長期データを見てみます。

日照時間は、この20年くらいは、そこまで変わっていませんね。

 

最近、この5年くらいは下降トレンドだと思っていたのですが・・・

 

ただ、他の地域では、どうかは分かりませんが、大阪を見る限りでは、少しづつ降水量は増えています。

 

日照時間が変わらずに、降水量が増えるってことは、短時間で豪雨が降っているか、夜間の雨が多いか、という傾向だってことですね。

 

※長期間の年次データ(気象庁ホームページからデータ取得し作成)

 

結局、これらから、どう判断する?

私は、一条工務店の家とセットと言うことで、太陽光発電の導入を決めました。

こうして、気象データを改めて見てみると、年毎のバラツキはもちろんあります。
が、そこまで悲観的になることもないかと。

 

ただ、集中豪雨的なものは確かに多くなっている。

さらに、雨がする時間によっても変わってきます。
昼に降るか、夜間に降るか。

願わくば、夜間にお願いしたいものです、

 

みなさんも、ご自分の地域の情報をよく見て、色々な角度から分析してみてください。

 

まとめ

さて、どうでしたでしょうか。

太陽光発電の導入を検討する際は、以下の3つの視点があると思います。

① 売電価格
② 設備導入代金
③ 期待発電量

つまりは、採算性

 

結局、僕の結論としては、これらを総合的に判断し、採算性を見極め決断すべきだと言えます。

 

今回は、特に「③期待する発電量」という観点で話を進めました。

 

まあ、そこから判断すると、気象的には、期待通りには太陽が出てくれるかなと。

 

ただでさえ、パネルは日が経つにつれ、性能が劣化していくので、あとは神頼み(笑)

なるべく、パネルが新しいうちに、稼いでくれ。と。

 

投資として、考えるなら、リターンが低いので、ローンをせずに、少しでも期待利回りをあげるために、自己資金で導入できれば良いかなとは思います。

分散投資の一つとして、検討はしてみる価値はあると思います。

 

投資は、自己責任で(笑)

どなたかのご参考になれば。

では、また。

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